・地方移住のメリットとデメリットを分かりやすく知りたい
・実際に地方移住した人のリアルな感想を知りたい
・トータルで考えて、メリットとデメリットどちらが大きいのか知りたい
地方移住や田舎での暮らしに興味関心がある方が、まず一番に知っておきたい情報は、メリット・デメリットの確認と比較です。
このメリットとデメリットを正しく理解しておかなければ、後々後悔してしまう可能性もありますし、地方移住の正しい理解もできません。
しかし、意外とこれらが分かりやすく説明されている情報源が少ないように感じます。
この記事では、実際に地方に移住して田舎暮らしをしている僕自身が感じたことや経験したことを踏まえたうえで、メリットとデメリットについて分かりやすく説明していきます。
地方移住のメリットとデメリットを正しく理解し、そのうえで移住について検討してみてください。
地方移住して田舎暮らしをする3大メリット
人口密度が低く、生活しやすい

まず、ひとつめのメリットが、都会と比べて人口密度が低く生活しやすい点です。
都会の生活だと、通勤にしても遊びに出掛けるにしても、どうしても人の多さと付き合っていかなければなりません。
これは都会で過ごしていく中で、仕方ないこととはいえ、毎日多くの人に囲まれて過ごす生活はストレスを感じてしまいがちです。
一方、地方で生活をすると、都会の人の多さがウソのように人口密度が低くなります。
通勤にしても、主な移動手段が車になる為、そもそも人の多さによるストレスを感じることもないですが、仮に電車に乗ったとしても、毎日押し込まれるように乗っていた都会暮らしの電車通勤と比べると、比べものにならないくらいに少なく感じます。
人が多いとどうしても慌ただしく感じてしまう日常も、地方での生活では時間がゆっくりすすんでるように感じてしまうほど落ち着いています。
その他、アミューズメント施設やスーパー、道路の混み具合等を都会と比較してみても、圧倒的に人口密度が低い地方での生活は、地方移住の大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
自然がいっぱいで食べ物もおいしく感じる

地方移住のふたつめのメリットは、自然に囲まれた生活がおくれて、なおかつ食べ物がおいしい点が挙げられます。
実際に、僕の家の周りもそうなのですが、都会の生活ではイメージできないほどの草木に囲まれていて、田んぼや畑がそこら中にあります。
空気も、都会とは違った澄んだ匂いがして、朝起きたら一番に窓を開けたくなってしまうほどです。
そして、スーパーや道の駅では地場の野菜や果物が販売されていて、鮮度が高くとても美味しいです。
このあたりは、もともと僕も移住する前に、地方での暮らしで求めていた部分でもありますし、実際移住してからもとても満足している点です。
家賃や生活費の出費を抑えることができる

都会と比べると、住居費をかなり安く抑えることが可能です。
アパート等の賃貸にしても、都会と同じくらいの条件の物件に住んだとしても、家賃に大きな差が生まれます。
僕の場合だと、大阪で2LDKの間取りで約9万円だった家賃が、滋賀に移住して同じ2LDKの間取りで約6万円で住むことができています。
もし、一軒家に住んだとしても、そもそもの土地代が都会と田舎では、田舎の方がかなり安い為、住居費において出費を抑えることが可能です。
その他の生活費に関して言えば、僕の場合だと外食費や飲み代による出費でかなり節約できています。
田舎といえども、外食する場所や居酒屋は、普通にあります。
しかし、都会ほど目と鼻の先に何件もあるわけでもなく、移動手段は基本的に車を利用する為、買い物ついでの外食や仕事帰りの一杯はほぼなくなりました。
今の暮らしでは、月に1回の家族での外食が楽しみになっているほどです。
ここで、誤解をまねかないようにお伝えしておきたいことは、決して田舎は生活費が安いわけではありません。
生活費を抑えることができる環境にあるというのが、僕が実際に田舎で生活して感じたことです。
地方移住して田舎暮らしをする3大デメリット
交通機関の利便性の悪さ

まず、一番のデメリットと言っていいかもしれないですが、交通機関の利便性の悪さが挙げられるでしょう。
都会だと、車を利用しなくても問題なくある程度の目的地ならば移動することが可能でした。
僕自身も、通勤にしてもプライベートにしても電車での移動が主でした。
しかし、田舎での生活ではそうはいきません。
電車だけだと、目的地に着くのがほぼ困難と考えておいていいでしょう。
ですので、車の利用が必須となってきます。
もし、都会暮らしで自家用車がないという方は、移住に伴って車の購入が必要になってきますので、+αでの出費となります。
そして、自家用車を保有すると必然的にガソリン代や駐車場代等の維持費がかかってきます。
自家用車の必要性や維持費について、こちらの記事でも詳しく説明しています。
気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。
都会と比べると、収入が下がる傾向にある

都会と田舎では、収入が下がる傾向にあります。
転職先にもよるところはありますし、フリーランスで活躍されてる方、また現職をリモートでそのまま対応できる方等は心配ない話になりますが、移住に伴って転職される多くの人が収入が下がる傾向にあります。
僕自身の話だと、移住に伴ってもともと介護の仕事に転職してましたが、移住前の仕事と比較して額面で約9万円程度減りました。
もちろん、転職前の段階でそれは分かってたことでしたし、そのうえで自分が望んで転職してますので、後悔等はありません。
これから移住を検討されている方には、これは事実として知ってもらったうえで、収入が減る分、支出を減らして差し引きで補えるのかどうか?
最終的な「収入-支出」額が、今の暮らしと比較してどうなのか?
転職先の給与額はどこまでが妥協ラインなのか?
このあたりを事前に熟考してもらうことが必要だと思います。
田舎は生活費が安いという罠

よく「田舎は生活費が安い」という言葉を耳にされるかもしれません。
実際に、田舎で生活している僕の見解ですが、それはウソです。
都会で住んでいようが、田舎で住んでいようが、同じ日本国内であることには変わりありません。
当然、物価が大きく変わるわけでもありませんので、自然に生活費が劇的に安くなることはありません。
その他にも、自家用車を保有すれば維持費がかかります。
移住先がプロパンガスの場合、都市ガスと比べると1.5倍~2倍くらいの金額になることが想定されます。
これらのことを加味すると、「田舎は生活費が安い」という話は、間違いになります。
少なくとも、実際に移住している僕は、生活費が安いとは感じていません。
ただし、田舎暮らしのメリットの部分で説明しましたが、住居費は都会よりもかなり安く抑えられると思いますし、田舎は生活費を抑えられる環境であるとは思います。
節約の意識を少し持ってみることで、毎回の食費や交際費も抑えることが可能です。
せっかく田舎で生活するのであれば、そのあたりも是非考えてみてください。
まとめ

- 人口密度が低く、生活しやすい
- 自然がいっぱいで食べ物もおいしく感じる
- 家賃や生活費の出費を抑えることができる
- 交通機関の利便性の悪さ
- 都会と比べると、収入が下がる傾向にある
- 田舎は生活費が安いという罠
地方移住して田舎暮らしをする際の、メリットとデメリットについて説明してきました。
僕自身が、実際に移住して感じた感想としては、メリットもデメリットも事前に想定していた通りだと感じました。
メリットの部分は、もともと田舎暮らしに求めていた部分でしたので満足していますし、デメリットの部分に関しても、もともと想定していた部分でしたので特に大きな驚きはありません。
大事なことは、デメリットは必ずあるという事を事前に理解し想定したうえで、移住後の生活をしっかりイメージできるかどうかだと思います。
デメリットを想定したうえで、移住後のイメージがメリットの方が大きく感じるのであれば移住することはきっと満足できるものになると思います。
もし、デメリットが大きく感じる方は、もう一度移住する目的を整理してもらったうえで色々再検討していく必要が出てくると思います。
メリットとデメリットを正しく理解してもらったうえで、みなさんそれぞれの最善な決断をしてもらえればうれしく思います。
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