地方に移住するにあたって、自分がこれから住む地域の医療体制がどれくらい整っているのかも気になるポイントになるかと思います。
まず、僕の個人的な感想としては、移住してから医療体制で不自由と感じたことや、困ったことは特にありません。
診療所や総合病院、歯医者や接骨院等にしても車で15分以内の距離には複数あるような状況ですし、お医者さんの数が不足している等の地域格差も現状感じたことはないです。
しかし、少なからず都会と比較した時の、「違い」は感じます。
今回の記事では、僕が実際に移住して田舎で暮らしていく中で、都会と比べてどのようなことを感じたか、どんな違いがあるのかを説明していきます。
・田舎の医療体制の状況を知りたい
・都会と比べてどんな違いがあるか知りたい
・これから住む地方の医療状況の調べ方を知りたい
田舎の医療体制って実際どうなの?

冒頭でもお伝えした通り、実際に田舎に移住した僕の感想としては、医療関係で困ったり、不自由だと感じたことはありません。
しかし、移住する前後で比較すると「違い」は感じます。
移住して気が付いた都会との違い

移住する前後で比較して違いを挙げるとすれば、通院する為に「車がないと厳しい」という点です。
都会と違い、最寄り駅から徒歩圏内で病院があるといった状況ではない為、最も効率的な移動手段はどうしても『車』になってしまいます。
ですので、もし車がないとなると、地方・田舎での暮らしは大幅に不自由なものになってしまいます。
もちろん、バスを利用するといった移動手段も存在しますが、そもそも田舎のバスの本数自体が少ない為、かなり効率的に悪いものになってしまいます。
逆に言うと、車があれば僕は移住前と比較してもさほど不自由を感じたことがないのが率直な感想です。
しかし、これは移住する地域によっても状況が変わってくるものと思います。
また、持病等を抱えておられる方だと、都会と田舎の医療レベルの差というものも関係してきますので、このあたりも頭に入れておかなければならないことになります。
移住検討先の地域の状況を確認してみましょう

各地域の医療体制を確認する為に、参考になるデータを紹介させていただきたいと思います。
こちらは、『週刊東洋経済Plus』さんが2019年に公開されている全国医師数・病床数マップです。
人口10万人あたりの医師数および急性期・回復期病床数を全国の二次医療圏ごとにマッピングした。二次医療圏とは、一般の入院に係る医療を提供する地域単位として都道府県が設定したもののことで、全国に344地域ある。
週刊東洋経済Plus様より

こちらのマップでは
- 医師数
- 急性期病床数
- 回復期病床数
と、3つの観点から全国各地のデータを確認することができます。
各データにおいて、3つとも偏差値50を下回るような地域で、且つ偏差値から隔たれば隔たる程、医療資源が不足している傾向が強いことが推測されます。
しかし、データも数年前のものであることと、マップ偏差値のどこから下が不足していると一概に言いきれるものでもない為、あくまで参考程度に見てもらえればと思います。
僕の住んでいる滋賀県長浜市で見ても、医師数(49.3)・回復期病床数(49.4)と偏差値50を割っていますが、このくらいの数値であれば実際に暮らしていて不自由を感じたことは一度もありません。
移住先の医療体制の目安が知りたいという方は、一度参考にしてみてください。
まとめ

医療機関の数で言うと、小さな診療所や総合病院で考えてもそれほど不便だと感じることはありません。
しかし、実際に田舎で暮らしてみて感じたことは、医療機関までの移動手段が車がないとかなり不便なものになってしまうという点です。
このあたりも、これから住む地域によって、状況は変わってくるところではあると思いますので、実際に移住される前にその地域の医療状況をある程度調べておくべきだと僕は思います。
週刊東洋経済Plusさんの「全国医師数・病床数マップ」で、ある程度地域毎の医療状況を調べることが可能ですので、気になる方は活用してみてください。
コメント