【田舎は仕事がない?】都会と田舎の求人数や求人内容の違い

田舎は仕事がない? 仕事

地方に移住して田舎で生活していく中で、不安を感じてしまう大きなことが「田舎の仕事」についてではないでしょうか。

「田舎は仕事がない」という話しもよく目にしたり、耳にする機会も多いと思います。

では、実際のところ田舎は仕事がないのでしょうか。

結論としては、田舎でも仕事はあります。

問題は、都会のイメージで仕事を探してしまうと、田舎での仕事探しに苦労してしまう可能性が高いという点です。

なぜなら、都会と田舎では求人の中身が大きく異なるからです。

今回の記事では、都会と田舎の求人の違いについて詳しく説明していきます。

田舎での仕事探しの参考にしてもらえれば幸いです。

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田舎は仕事がない?求人数と求人倍率について

ここでは、色んな観点から都会と田舎の「仕事」の違いについて、一緒に確認していきましょう。

都会と田舎の仕事の違い【求人数】

都会と田舎の仕事の違い【求人数】

まず、都会と田舎の求人数について比較して見ていきましょう。

求人数という観点だけで見ると、圧倒的に都会が多いです。

つまり、仕事の数自体は都会と田舎で比較すると、都会の方が多いということです。

正社員
有効求人数
2016年2017年2018年2019年
東京労働局  1,964,8061,989,8411,965,3281,892,848
大阪労働局  1,127,0761,238,1581,311,1521,276,442
愛知労働局  832,946902,181949,003913,960
福岡労働局  577,303622,275656,857651,367
神奈川労働局  563,212626,534623,453587,446
・  
・  
・  
島根労働局  77,53288,66297,05397,266
和歌山労働局  73,89077,74282,40085,605
鳥取労働局  67,74275,27977,00079,457
山梨労働局  65,52575,74880,74378,812
高知労働局  66,30272,96373,81575,703
参照データ:厚生労働省 雇用関係指標(年度)

上の表は、厚生労働省が発表している都道府県別での正社員有効求人数です。

ご覧いただけば一目瞭然ですが、東京、大阪をはじめとした都会の方が圧倒的に求人数が多いことが分かります。

しかし、ここでのポイントは、各都道府県によって人口も大きく違うことです。

当然、都会になればなるほど人口も多くなる為、求人数も比例して多くなる傾向になります。

都会と田舎の仕事の違い【求人倍率】

都会と田舎の仕事の違い【求人倍率】

都会の方が、求人数が多くなることは分かりました。

ここでは、各都道府県の人口も加味したうえでの「求人倍率」について見ていきましょう。

求人倍率の観点から見ると、「田舎は仕事がない」ということは一概に判断しにくくなります。

求人倍率2020年
1月
2月3月4月5月6月7月8月9月
福井県1.931.931.841.881.661.531.481.431.44
岡山県1.911.921.901.761.591.501.441.431.38
島根県1.701.691.601.521.431.371.441.351.30
香川県1.731.751.641.591.421.251.301.271.25
愛媛県1.571.531.481.381.341.311.301.251.23
埼玉県1.231.201.171.151.070.980.930.870.86
千葉県1.261.211.161.101.000.930.880.840.85
滋賀県1.271.251.141.080.930.830.810.820.82
神奈川県1.081.061.071.030.950.850.790.750.74
沖縄県1.111.111.060.910.780.680.670.670.64
参照データ:厚生労働省 雇用関係指標(年度)

表から見て分かる通り、求人数が圧倒的に多かった都会であっても、求人倍率で見ると上位ではないことが分かります。

逆に、求人数が少なかった都道府県が、求人倍率では上位になっているケースもあります。

つまり、「求人数が少ない(田舎)=仕事がない」は、一概に当てはまらないということになります。

ただし、求人数が多い方が仕事を選ぶうえでの選択肢が多いことには変わりありませんので、田舎で仕事をしていくうえでは、田舎で求められている仕事・田舎でもできる仕事を選んでいかなければなりません。

このあたりが、都会と田舎で求められる仕事の違いになっていきます。

都会と田舎の求人内容の違い

都会と田舎の求人内容の違い

都会と田舎では、求人内容(仕事の内容)に違いがあります。

それは、都会と田舎で求められる仕事内容が異なるからです。

これから田舎で生活しようと考えている方は、田舎で多く求められる求人内容について把握する必要があります。

では、田舎の求人内容では、どういった仕事が多いのでしょうか。

医療関係や介護関係の仕事

医療関係や介護関係の仕事

医療関係や介護関係の仕事は、間違いなく田舎でも多く求められる仕事といえるでしょう。

医師はもちろんのこと、看護師や薬剤師、介護士等、多くの方から必要とされる仕事となります。

また、田舎は都会と比べても高齢化がすすんでいる地域も多い為、このような仕事は、今後将来的に見たときにも必要とされ続けることでしょう。

特に、地方の診療所や介護施設は、その地域の方々と寄り添った関係性で繋がっているところも多く、そこで暮らす方々からは切り離せない大切な仕事だと感じます。

保育関係の仕事

保育関係の仕事

田舎でも保育関係は求められる仕事です。

ただし、昨今の少子化の影響もあり、求人数で見ると都会と比べて劣る部分もある為、無料で探せる保育士専門の求人サイトに登録してチェックしていくのがおすすめです。

【保育バランス】事業所内保育所への転職支援サービス

自然が多く、園庭も広く、遊具も整備されている施設が多いので、子供が好きな方にとっては、都会よりものびのびと働ける環境が整っている印象です。

工場勤務での製造業の仕事

工場勤務での製造業の仕事

田舎では、製造関係の仕事も多く求人募集されています。

僕が移住前に勝手に思い込んでいたイメージとして、工場勤務と聞くとすごくハードで給料も安いイメージを持っていました。

しかし、実際に転職・求人サイトを見たり、移住して感じた感想としては、地方や田舎には大手企業・メーカーの工場が多数存在していて、給料面や福利厚生面でも充実している企業が多いです。

勤務先によっては、入社祝い金がもらえたり、寮・社宅に入居しながら働けるのもひとつのメリットになります。

このあたりの情報は、専用の求人サイトにも詳しく説明されているので事前にチェックしておきましょう。

【工場ワークス】短期から長期まで全国に求人多数!

その他の仕事について

その他の仕事について

その他にも、求人サイトや転職サイトから調べると、田舎でも意外に多くの求人募集があることに気が付きます。

求人情報においては、どこに住んでいても転職求人サイトに登録しておくだけで、移住先の求人状況は簡単にチェックすることが可能です。

事前に転職求人サイトに登録して、その地方の求人状況を把握しておくことも大切な事前準備です。

まとめ

まとめ

「田舎は仕事がない」という言葉をよく目にしたり、耳にしたりしますが、実際のところ仕事がないということはありません。

仕事数としては、都会の方が多いので、選択肢の幅は狭くなるかもしれませんが、田舎では田舎で求めらている仕事もたくさんあります。

また、今回の記事では、「求人」というテーマで説明してきましたので、都会でも求人サイト・転職サイトでよく掲載されている仕事内容に絞ってご紹介してきました。

しかし、都会ではあまり馴染みのない「田舎ならでは」の仕事が存在しています。

その代表的な例が、「農業」や「地域おこし協力隊」といった仕事になります。

都会で暮らしているとイメージしづらい仕事ではありますが、こちらでは普段の生活の中であたりまえに農業等をされている光景を目にします。

田舎の魅力を感じながら、やりがいを持って働ける仕事が見つかれば、より充実した田舎暮らしに繋がることでしょう。

みなさんの経験・スキル・モチベーションを活かせる、田舎での仕事を探してみてください。

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