地方に移住して田舎暮らしをしてみたいと思いたった時に、「果たして田舎に自分に合った仕事があるのか?」という疑問が頭をよぎる方が多いのではないでしょうか。
実際に、僕自身も移住する前に不安になって色々と調べまわったことを覚えています。
移住者にとって、仕事の問題は大きなテーマです。
なぜなら、仕事がなければせっかく移住しても生活ができないからです。
結論からお伝えしますが、田舎でも仕事はあります。
これは、実際に田舎に移住して生活してみて余計に強く感じる部分です。
本記事では、地方移住者の田舎暮らしに適した9つの仕事をご紹介していきます。
ぜひ、この記事を読んでもらって、みなさんに合った仕事を見つけてみてください。
・田舎って仕事ないって聞くけど本当?
・地方移住を検討しているけど、仕事面で不安を感じている
・具体的に、田舎で暮らしながらできる仕事を知りたい
地方移住者の田舎暮らしに適した9つの仕事

まず、前提として知っておかなければいけない事があります。
それは、都会と田舎との仕事の違いです。
よく田舎は仕事が少ないということを耳にしますが、実際は仕事が少ないのではなく、都会と比べて選ぶ仕事の選択肢が異なるのです。
つまり、都会と田舎では、求められる仕事の種類に違いがあるということです。
しかし、一部例外もあります。
それは、自分にスキルがあり、場所を選ばずに仕事をしていける人です。
それらを踏まえたうえで、田舎での働き方の種類について詳しく見ていきましょう。
田舎での働き方は、大きく分けて4つです。
田舎ならではの仕事

①地域おこし協力隊
②農業・林業・漁業
③福祉介護
・田舎での生活に憧れを抱いている
・地元の人とできるだけ深く関わっていきたい
・身体を動かす仕事の方が自分に向いている
自分のスキルを活かした仕事

④医療関係
⑤Web関係
⑥保育士
・せっかくの自分のスキルを活かしたい
・地方に移住しても、今の職業は続けたい
新しいことに挑戦する仕事

⑦事業継承
⑧起業
・地方移住をきっかけに挑戦したい(やりたい事がある)
その他の仕事

⑨求人募集からの就職
・田舎で生活したいが、仕事に特にこだわりはない
・とにかく早く職に就きたい
田舎ならではの3つの仕事~内容と魅力~
ここからは、先ほど説明した田舎暮らしに適した9つの仕事の中でも、田舎ならではの3つの仕事について詳しく見ていきましょう。
地域おこし協力隊

人口減少や高齢化等の進行が著しい地方において、地域外の人材を積極的に受け入れ、地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図ることで、地域での生活や地域社会貢献に意欲のある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度のこと。
もしかしたら、あまり聞きなれない言葉かもしれません。
分かりやすくお伝えすると、地方の仕事を手伝いながら、地方を盛り上げていく仕事です。
仕事ですのでお給料は支払われ、各自治体によって様々ですが、16万円~17万円が相場となっています。
仕事内容についても各自治体によってそれぞれ異なっていますが、任期は概ね1年以上3年以下と決まっています。
まず、募集をおこなっている各自治体に申し込み、採用審査を合格する必要があります。
また、各自治体の設けている条件をクリアする必要がある為、事前に調べておきましょう。
詳細情報はコチラの記事で説明しています。
この仕事の一番の魅力は、あなたの気に入った好きな地域を、あなた自身の力で盛り上げていけるところです。
また、地域の人達とも活発に交流することができることから、まさに公私ともに地域に根ざしたライフスタイルが実現できることでしょう。
農業・林業・漁業

地方に移住して田舎暮らしを検討している人の中でも、この分野に興味がある人の割合は近年増えてきています。
・自給自足の生活を実現できる
・都会では体験できない、田舎ならではの価値観が得られる
・他に仕事をしながら、携わる「兼業農家」という選択肢もある
都会で生活している時には想像もしていなかったですが、実際に田舎に移住してみると多くの田んぼや畑、山々が普通の景色として並んでいます。
地域によっては、海に面している地域もあるでしょう。
このような、地域の特産物等の生産にも関わりながら、自然と寄り添いながらの生活がおくれるのも魅力のひとつです。
しかし、残念なことにこれらの仕事に担い手は、地方の高齢化に伴って徐々に減少してきているのもまた事実です。
後継者の確保に苦労している方も少なくありません。
こうした中で、自治体によっては新規就農者の募集・求人を積極的におこなっているところもあります。
興味がある方は、各自治体のHPや新規就農者の求人サイトにて情報収集してみてください。
福祉介護

地方の高齢化の兼ね合いから、比較的ニーズの高い仕事になります。
老人ホームや介護施設は、地方や田舎であっても存在しており、地域によっては、何種類もの求人募集が掲載されています。
・人から頼られる仕事であり「やりがい」が持てる
・住民の人達とのコミュニケーションが活発に取れる
・性別や年齢を問わず活躍でき、キャリアアップも狙える
働き方に関しても、色々と相談に乗ってもらえるところも多く、月20日出勤の1日9時間勤務で働く人もいれば、月10日程度の出勤の人もいます。
また、主婦の方も多く働いておられて、昼間の短時間での勤務形態の方もいらっしゃいます。
施設によっても利用時間が異なることから、求人情報や施設情報は事前に求人サイト等に登録してチェックしておくことが大切です。
まとめ

みなさんに合った仕事、興味がある仕事は見つかりましたか?
田舎は仕事が少なくて、なかなか職につけないという噂も聞きますが、実際田舎に住んでみるとそうでもありません。
地方や田舎には、その地域の特性やニーズに合わせた仕事がたくさんあります。
都会と比較すると、ニーズそのものに「違い」がある為、戸惑うこともあるかもしれません。
しかし、それもまた地方や田舎で暮らしていくからこそ味わえる体験のひとつではないでしょうか。
地方移住して田舎で生活していくのであれば、「仕事も楽しんでやっていく」くらいのポジティブな気持ちを持つことで、より充実した生活を送れると僕は考えています。
この記事が、少しでもみなさんの役に立てれば幸いです。
コメント